小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

2014-01-01から1年間の記事一覧

気づいてほしいけど、きづかないでほしい

「気づいてほしい」「でも気づいたら面倒」「彼を傷つけたくない」「でもこの手で歪む顔が見たい」「だって彼は」「だって私は」「…何してるの?弱いくせに」「…」「あ、でも強くもないかあ」「…」嗚呼、もう明日が来なければいいのに。

七夕と夕日の笑顔と

「え…何それ…」「いや、何それって…七夕よ。たーなーばーたー」そんなに強調しなくても、一回言ってもらえればわかる。「ラフィーも、何かお願い事かけばいいよ。叶うかも」銀色の綺麗なのか綺麗じゃないのかわからない少女から細長くて青い、小さな紙切れを…

妖と人間と

小さな子供には見えるけど。大人になったら見えない夢。それは色々あって。例えばそう。今私の目の前ない将来とか。既に大人には見えている。だけど、何方にも見えないものがありまして。それは、妖怪でして。そうそう、私も半分妖怪の血をひいてるんだけど…

星空

「我が唯一つの望み」「それは祈りでもあり、呪いでもある」呪いでも、祈りでも良かった。唯一つ、貴方に愛されたかった。

傘についた群青色

「今日は雨、ですか」朝起きて誰もいないリビングに来てテレビをつければ天気予報。今日は一日中雨だという。予報だから降らない確立も低くはないが、傘は折り畳みを持って行こうかと思う。キッチンに行って、昨日の夜に作っておいた朝食をレンジで温める。…

My Home!!

最悪だ。また逃げられた。「ねえ…、ニトラ見なかった?」「はあ?…あのハゲ、なた逃げたのか」「そう…」銃の整備やら八雲の戦闘機の整備だとか。皆大変なのにまたあいつは逃げた。何故だか嗤って逃げるあいつの顔が目に浮かぶ。「見つけたらなんでも何しても…

不意打ちするとこうなる

別に期待したかったわけではなかった。ただあの光を見たかっただけであって。「…グリプス2が修復されてたなんて…」その言葉だけが頭に残る。まあなんせ私たちは政府のお尋ね者だったし、そんな事あってもおかしい話ではなかった。別に全てがさあっと始まって…

そんな日常

「はあ?二トラがいない??」やっとのことで任務から帰還し、やっとのことでゆっくり出来ると思った矢先にオペレーターからそんな言葉を聞かされる。「そうなんですよ…、なんでいないのかはわからないけど…。1時間くらい前に艦長から機体整備を任せれていた…

I:AM

戦わなきゃ死ぬ世界。昔の僕なら、既に逃げていた。だって、面倒事には一切関わらない事にしてたんだ。そりゃあね、助けなきゃいけない時は助けたさ。だって大切な友達だし。「あー…暇…」寝室で寝転んでいた。相変わらずの体たらく。やばいな、最近太ってき…

ラーヒー先生のナルホド講座!2

ラーヒー「で、2に続いたよ」雛「でー、どんな質問すればいいわけ?」暁「ヒラがなんでもかんでも知ってるわけがない、です。だって、頭悪そう」ラーヒー「うるせえ。僕だってちゃんと勉強してるわ。君たちがバカなだけだろ」なゆ「私たちは兵器だし」黄泉「…

StarChild

ずっと憧れていた宇宙(そら)。綺麗だと思っていた。汚ない世界から見ていたから、綺麗に見えただけなのか。それとも、既に私の目が汚れているのか。今、目と鼻の先で簡単に命が散っていく。まるでゲームの様に。ゲームなら、簡単に人を殺せる。だけど、此処…

ラーヒー先生のナルホド講座!!

ラーヒー「今日も始まりました!ラーヒー先生のナルホド講座だよお!」雛「だれだー!誰だお前ー!!」アカリ「スパイは海に帰れー」あろま「そうだそうだー。ワニの餌になってしまえー。あ、サメでもいいよ」ラーヒー「理不尽」黄泉「このコーナーは何する…

色鉛筆とスケッチブック

なんて綺麗なんだろう。あんなに人とが倒れているのに。僕は今まで生きてきた中で、少しの表情も見せなかった。怖かった。表情を見せたらどうなるのか。それでも、彼は笑ってくれた。ゆめなのか現実なのか。あれを見せてほしい。僕が貴方にあげたプレゼント…

反抗の凱歌

もう何年も前の事だ。あの施設から逃げて、拾われたのは。「今日から兄妹だ」と呼ばれたものも、「顔似てないね」と言われたのも、「目の色が違う」と馬鹿にされたことも。なんて懐かしい記憶だろう。既に消え去ってしまった事なのに。思い出してしまうのは…

頁の中の貴方。

「二重人格だなんて言わないで」「彼はまだ嘘つきなの」「あの時、彼女を殺さなければ、こんな事には」「人間の醜い所を見るのは嫌だけど、長生きして世界を好きになるのも悪くない」「愛を知らない死神だけど、人を、彼を、愛することができる」「殺す。い…

落書き

色々最近の落書きですー自分の子ばっか例の卵将軍タマゴツヨイアルビナさんこと、ヴィオラさんー。これ描いてる時楽しかった。笑顔楽しい艦これ暁さん可愛い。ツンデレというかなんというか。超可愛い。でも本命は青葉卵将軍食べるクズハ。こわっインバーさ…

蒼い

「司令官、青木雛夛!!これからお前に艦の指揮をとってもらう!」 ずっと前から考えてた事。 「敵艦が見えた。今からそこに向かってもらおう」 何故、私が戦っているのかということ。 「敵を全滅。それだけだ」 別に嫌いじゃないけどね。 だけど、何故だろ…

ほら、また

感情のない笑顔がぐるぐる回る。夕暮れ一人、歩いている。影が、私を追いかける。ぐさぐさ、あの日の言葉が突き刺さる。笑顔に隠してたわけじゃないんだよ。ちゃんと、泣いてたよ。気づいてもらいたいわけじゃない。ちゃんと、無視してもらえたし。それでも…

泣き虫

しくしく、しくしく。声が聞こえるようなんだ。なぜだろう。こんなに遠いのに。何でだろう。今、皆が泣いているのは。お願いだよ。泣かないでよ。溢れる雫。私には止められないの。どうしてなんですか。

死へと誘う神への言葉

『もう一度、どうかもう一度御再考を!!』『煩い!!!お前も死にたいのか!!!!』『貴方が御再考されるのならば、私の命など…どうでも良いのです!!!』『煩い煩い!!!もう聞きたくない!!!』何故、わかってくれないのか。何故なのだろう。この、生…

幸せ太りってこういうこと

こんにちは。暇人のようなクズハです。最近思う事がありまして。「エナちゃん、マカロン食べる?」「わーい!食べるー!ついでにラフィーちゃんも食べちゃう!」「私は食べられないよ?」…。「エナちゃん、クッキー食べる?」「食べるー!」……。「ねーねー、…

過去

「ねえ、お母さん!」 「なあに?ヴィオラ」 「あのね!さっきお花の冠作ってきたの!」 「凄いじゃない!誰に教えてもらったの?」 「お向かいのおばあちゃん!」 「良かったわねえ」 もう、何年も前のお話し。 まるでおとぎ話のようね。 貴方がこの世界を…

お姫様

絵本や街でよくみるお姫様。とても美しく、綺麗で可憐なお姫様が多い。女の子は一度はなってみたいな、って思うの。そんな風に考えるのは良いけど、お姫様って気楽じゃないし、みなりも整えなきゃいけないし、行儀作法、食べ方、他人との接し方も美しくしな…

始まりの終わり

私は望まれて生まれたのではないらしい。 この世界では「化け物」として生きている私。 かつてはあの偉大なる魔導士に仕えていた者であるというのに。 なんて忌々しい人間だろう。 何も知らないで、「腐った化け物」などと呼び、嗤い、葬り捨てる。 これで「…

人間

寂しくなんてない。たとえ兵器として扱われていたって、寂しくなんてない。でも、人を殺す度に?胸を締め付けるこの思いはなんだろう。「此処がお前の入るグループだ。ま、精々頑張れよ。お前は兵器なんだからな」上司がいなくなった後にドアを開けた。どう…

「彼女に近づくな」「目を合わせるな」「口をきくな」「死にたえろ」「人間は、どの時代もバカが多いようですね、緑夢様」「…人間は噂話が好き。全てを真実として受け取ってしまう。私達は、そんな野蛮な一族ではない」「そうですね、緑夢様」一生ものの人生…

メデューサ

気がつけば一人だった。守れなかったのだろう。きままに生きてきた代償が、とうとう一人になる事なのだろうか。考えても、この世界の「運命」なんてわからない。複雑な感情だらけだ。まあ、今はこの通り。「ヴィオラちゃん!この前の魔法の課題復習は終わっ…

オリジナルマギ1!

名前 インバー(名前の意味はラテン語の夕立)年齢 16歳一人称 「僕」二人称「君」穏やかな性格で、誰に対しても優しい。テンパるとドジる。気まぐれな旅人で、風の向くままに色々な国を旅しているらしいが、かなりの方向音痴らしい。金属器使いで、「シャザル…

旅人

「…さっきもこの道通った気がするんだけど…」完全に迷っていた。砂漠を越えてパルテビアに向かおうと思っていた。ちゃんと地図も買った。色々な武器や装備も買った。道しるべとなる魔法道具も買った。なのに、何で迷ったのだろう。あれ、僕って酷い方向音痴…

儚き夢を

私は、この世界に生まれた時から、貴方に出会うと約束されていた。この世に偶然など、一つもない。これは、全て神様が計画して作られた事で、それはとても儚き夢。なんて美しい、なんて壊れやすい。こんな意地汚い死の神へも幸せを与えてくれた。「この世界…