小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

ほら、また

感情のない笑顔がぐるぐる回る。
夕暮れ一人、歩いている。
影が、私を追いかける。
ぐさぐさ、あの日の言葉が突き刺さる。
笑顔に隠してたわけじゃないんだよ。
ちゃんと、泣いてたよ。
気づいてもらいたいわけじゃない。
ちゃんと、無視してもらえたし。
それでも、意味のない言葉。
頭の中、ぐるぐる回る。
回って、回って。
きっと最後には何もない。
ほら、また君が、
手を伸ばして「帰ろう」って言ってくれてる。
涙でいい加減、前が見えないよ。
それでも、貴方は笑ってる。
「酷い顔だね」って笑ってくれてる。
つられて私も笑ってしまう。
そんな貴方でしたが、あの「黒髪、綺麗だね」の言葉を残して消えれしまいましたが、ちゃんと笑顔で見ててくれてますか?
こんな、マイナーでまた隠している私の事を、あの日のように。


「「笑ってくれますか?」」