小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

壇上の神様

恐れらて神様に奉られた。ご機嫌取りのため。少し力が強いだけ。少し魔法を使える力が強いだけ。奉られた偽物の神様は人の願いを叶えやしない。それはそうだとも。だって独りが嫌いだから。涙の跡は消えない。赤く腫れあがった目を擦って寝台から起き上がる…

天才学者の戯言

この優しい嘘で固められた世界をどうしても好きにはなれない。科学者でしかも逃亡の身だからそういう感覚になったというわけでもないし、ましてや麻薬を飲んだとかいうわけでもなかった。あの嘘つき少女に会ってからだ。自称「カミサマ」を唱えてはこの世界…