気がつけば一人だった。
守れなかったのだろう。
きままに生きてきた代償が、とうとう一人になる事なのだろうか。
考えても、この世界の「運命」なんてわからない。
複雑な感情だらけだ。
まあ、今はこの通り。
「
ヴィオラちゃん!この前の魔法の課題復習は終わったのかい?」
「…やってなーい」
「ちょ、早くやらなきゃまた先生の鞭が飛んでくるよ!」
「アラジンやっといてよお。あ、それか主席のティトスでも良いよ」
「下僕扱いするな!自分でやれ!」
友達(て言っても3人)に囲まれているわけだし。
もう少し、きままに生きてみるか。