小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

オリジナルマギ

過去

「ねえ、お母さん!」 「なあに?ヴィオラ」 「あのね!さっきお花の冠作ってきたの!」 「凄いじゃない!誰に教えてもらったの?」 「お向かいのおばあちゃん!」 「良かったわねえ」 もう、何年も前のお話し。 まるでおとぎ話のようね。 貴方がこの世界を…

始まりの終わり

私は望まれて生まれたのではないらしい。 この世界では「化け物」として生きている私。 かつてはあの偉大なる魔導士に仕えていた者であるというのに。 なんて忌々しい人間だろう。 何も知らないで、「腐った化け物」などと呼び、嗤い、葬り捨てる。 これで「…

「彼女に近づくな」「目を合わせるな」「口をきくな」「死にたえろ」「人間は、どの時代もバカが多いようですね、緑夢様」「…人間は噂話が好き。全てを真実として受け取ってしまう。私達は、そんな野蛮な一族ではない」「そうですね、緑夢様」一生ものの人生…

メデューサ

気がつけば一人だった。守れなかったのだろう。きままに生きてきた代償が、とうとう一人になる事なのだろうか。考えても、この世界の「運命」なんてわからない。複雑な感情だらけだ。まあ、今はこの通り。「ヴィオラちゃん!この前の魔法の課題復習は終わっ…

オリジナルマギ1!

名前 インバー(名前の意味はラテン語の夕立)年齢 16歳一人称 「僕」二人称「君」穏やかな性格で、誰に対しても優しい。テンパるとドジる。気まぐれな旅人で、風の向くままに色々な国を旅しているらしいが、かなりの方向音痴らしい。金属器使いで、「シャザル…

旅人

「…さっきもこの道通った気がするんだけど…」完全に迷っていた。砂漠を越えてパルテビアに向かおうと思っていた。ちゃんと地図も買った。色々な武器や装備も買った。道しるべとなる魔法道具も買った。なのに、何で迷ったのだろう。あれ、僕って酷い方向音痴…