小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

Diver

「あー、そうそう。今日は任務漬けだからねえ」
「ひー!帰ってくるの遅いってか!あろまさんが大変だほ」
「ね、今のだほって言い間違い?」
「うるせえ」
相変わらず、此奴は口が悪いわ。
雛はいつもと変わらず、艦隊を編成している。
ウキウキ顔だけど、心の中では「自分の大切な艦を沈ませない」って思ってるんだろうなあ。
彰も、治療具をかき集めている。
なゆだって、銃やら何やら武器を沢山持っている。
八雲も、戦闘機に乗り込むための準備、黄泉も、なゆに続いて準備をしている。あー、いいなあ。わたしもあそこに行って皆と戦いたいなー。
でも、私は、ここで待っているだけのただの役立たず。
本当、神様は不公平だ。
私も、行きたい。
もう、皆の死体を拝むのは嫌だ。
「なんて顔してんのよ」
ほら、また。
君は。
「私、また、ちゃんと、帰ってくるから」
そうやって笑っている。
でも、ねえなゆ。
知ってた?
あんたの後ろでいつも。
死神が「いつ死ぬか、いつ死ぬのか」と。
笑ってまっているんだよね。