小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

砂時計

さらさら時間が落ちていく。

掴みきれないの、その粒は。

あと何回、会えるだろう。

落ちていく、落ちていく、その粒を見ていく事しか出来ない俺は。


あと何回、皆笑いあえるだろうか。


この時間が、毎日が、刻一刻と過ぎて行く。

その砂時計が、また巻き戻される前に、彼奴を、何回笑わせる事ができるだろうか。


夢を見た。

砂時計の砂が、止まってしまう夢を。








「また、助けられなかった。でも、また逢えるさ、樟葉?」