小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

なんつーか、幸せ

戦争はとても悲惨だ。

何があっても犠牲が現れる。

幸せな情景なんて、何処にもない。

ただただ、悲惨だ。

今此処にいる全員は、戦争によって多くのものを失った人達だ。

その中で戦争をしている。

自分だってもしかしたら死ぬかもしれない。

そんな中で、此処にいる。

でも、私達はそんな悲惨な情景を変えたくて此処に集まった。

戦争で家族を失った者。

実験で脳内や身体を弄くりまわされた者。

ゲリラに仕立て上げられた者。

目の前で大切な人たちを殺され、精神を崩壊させられた者。

沢山の、その現状に会った人達が此処に集まっている。

だけどなんだか、私にとっては此処にいる事があまり悲惨では無い様な気がしてきた。

だって、最初集まった時は笑ってなかった奴が、今は目の前で冗談を言って笑っている。

精神を崩壊させられた者が、今その崩壊という壁を乗り越えて幸せにしている。

それだけで私はニヤニヤしてしまう。

あ、こんな顔なゆには見せられない。

早くニヤニヤよ、止まれ!なんて事を思う。

バカバカしいだろう。

でもそんなニヤニヤ出来る事は幸せなんだろうねぇ。

…なんつーか、普通に幸せ