第一特殊特攻部隊のお二人さん
此処はある戦闘艦。その戦闘艦の中である少女が歩いていた。
「あれ、なゆちゃんまだ寝てなかったのねー」
ニトラ・レイという少女が歩いていると、なゆという彼女のパートナーに会った。
「うん。フルクロスの最終整備、ニトラが怠ってないか見に行こうと…」
「ひどっ。私が怠ってると思って…。わ、私だってやる時はーやる!」
なゆはニトラに皮肉混じりな発言をした。ニトラは慌てて反論し、なゆは疑いの目をニトラに向けた。
「ま、冗談だけどね。明日からまた任務の日々が続くからもう一回機体の武器の確認をしようと思って…」
「ほー。優秀だねぇ。今まで私が見てきたパイロットとは大違いだよ。でも、良い子はもう寝る時間帯だよ。地球の時間帯では、ね」
ニトラはニヤニヤしながら自分で改造したらしい携帯端末の時計をなゆにヒラヒラと見せつけた。
なゆはニトラから携帯を奪うとお構いなしに後ろに投げた。
「えええええ投げるの!?」
「ほら、さっさと行くよー」
ニトラは焦って自分の携帯を取ると、なゆに付いて行った。
これは二人の少女の戦いの話しーーーー。