小説と独り言

趣味で書いているオリジナルキャラの小説と、なんか愚痴ってます

切ない

「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!」

「なつ五月蝿い!!!たかが虫だけで叫ばんといて!!!虫逃げてまうわ!!」

家の裏で遊んでいたら私の大好きな幼なじみの青がカマキリを見つけた。なつは虫が駄目で結局逃げてしまった。

「こちとら、そそその緑の虫が苦手じゃ!!!こここ、こっちに向けるでない!!!恐ろしか!!」

「…わかったわかった。あっちに放したん戻っておいで」

「…本当か?」

「見てみ」

なつは壁際からそっと青を見た。カマキリがいないことを確認すると嬉しそうに出て来た。

 

 

 

 

 

 

「あれ、そこからどうしたんだっけ」

最近物忘れが激しいしな…。記憶もさっぱりそこからなくなっている。まあ、青のことは覚えてるから良かった。

「なつううううう!!!!!かかかかか、カマキリ出たあああああ!!!!!」

…あの緑虫は今カマキリって言うんだっけ。とにかくそんなことどうでも良い。今は。

「私に虫の話を振らないでくださいいいいいい!!!!!!」

逃げてしまおう。

 

 

 

生きすぎたなぁ