ある少女のお話し
昔々、ある少女が病院のベッドで独り、寝ていました。
彼女には友だちもいなく、家族もいませんでした。
だからずっと独ぼっちで寝ていました。
永遠に独りでいるのは嫌だと考えた少女は、自分の能力を駆使して使い、自分だけの世界を作りました。
友だちも家族もいる、そんな完璧な世界を作りました。
だけど何かが物足りません。
何年間も何年間も悩んで考えましたが、結局何も思いつきません。
そんなある日、彼女はひっそりと病院のベッドの上で息を引き取っていました。
そう、あれは妄想だったのです。
管だらけの体から感じられたのは、「孤独」だけでした。
物足りない物とは…何でしょうね?
まあ、ほら話はこの辺で。
続き?そんなのないよ。
これはある少女のお話し。
目を鍵掛ける話し。